「骨盤矯正」という言葉は健康に関心がある方はよく聞くフレーズではないでしょうか。
雑誌やテレビなどのメディアでよく取り上げられますし、グッズや椅子、下着なども販売されています。
骨盤がしっかり整っていることがよいことはわかっているけど、そもそも骨盤矯正とはなにをするのか、どのような効果があるのか、わからない方も多いと思います。しっかりご説明させて頂き、当院ではどのように矯正を行なっていくのかご紹介させていただきます。
骨盤の状態が重要視されるわけ
重要視される理由は、身体の中心部にあり、身体の土台となる部分だからです。
家でも基礎の土台が傾いていたら上の床が歪み、柱が歪み、その上にのっている屋根が歪んでしまいますよね。そうなると傾いたり、隙間ができてしまいさまざまな不具合が生じるかと思います。
身体でも同じです。骨盤が歪むことでその上に乗っている腰骨、背中の骨、首の骨が歪んでしまいます。そうすると歪んだポイントに負担が加わり続けることになります。それがコリ感や痛みを生じさせます。
つまり、腰痛や背中の痛み、首の痛みとなります。
上記の説明は骨盤から上部への歪みの連鎖です。
骨盤から下部への歪みの連鎖ということも起こります。
どういうことかというと、例えば、骨盤が左に回転しているような歪みをもっていたとします。
そうするとその歪みが下部の足まで波及してしまいます。
例えば、右のももの骨が内側へ捩れ、スネも内側に捩れ、足底がつぶれて扁平足となります。
捩れの力が常に加わった姿勢で歩いたり動作をすることで、捩れた箇所に痛みがでます。
股関節痛や膝痛、足底の痛みです。
このように、土台である歪みが生じることで、上部や下部に歪みが波及してしまい、全身的な問題が生じるということです。
また、土台となっている骨盤が歪んでいると、痛い箇所をいくらほぐしたとしても、なかなか痛みがとれないということが起こるということです。
このような理由から骨盤の状態は重要視されています。
どのように骨盤を矯正していくか
それではどのように骨盤を矯正していくことがよいでしょうか?
矯正と聞くと、急激な力を加えて、音を鳴らして骨を戻していく方法を思い浮かべる方も多いと思います。
その方法ですと、短時間で骨の位置は戻ります。
ただ、デメリットもあります。
それは硬い組織が周囲に残っている場合は、戻りも早いです。
そもそも、骨の歪みは硬い組織に引っ張られることで生じます。そのため、硬い組織がそのままの状態ですと、いくら骨を正しい位置に戻したところで、再度硬い組織がある方向へ引っ張られて、歪みが再発してしまうのです。
対して当院の骨盤矯正は、骨盤周囲の組織を解きほぐすことで整えていきます。
先ほども述べたように、そもそもの歪みは硬い組織が生じて、そちらに引っ張られて生じます。であるならば、硬い組織が緩めば正しい位置へ骨は戻っていき、歪みは改善していきます。
そして、どのように硬い組織を緩めていくかという話ですが、多少の筋肉の緊張くらいでしたら、マッサージやストレッチでも改善すると思います。ポキポキ施術を行わない一般的な整体院であると、マッサージやストレッチで行なっているところが多いと思います。
しかし、筋繊維や筋肉同士がくっついてしまい、コリコリとするものすごく硬い組織へ変性してしまったらどうでしょうか。そこまで硬くなってしまうと、マッサージやストレッチではなかなか解きほどけません。今まで他の整体院に行ってもなかなか歪みが改善されない方はここまで硬くなっている可能性が高いです。
それでは、どのように改善していけばよいかというと、そのコリコリの正体は筋膜が硬くなったものですので、筋膜に対してアプローチを行うことで改善します。
このように、筋膜アプローチをすることで、硬さもしっかりとれて、再発しにくく、骨盤を矯正していくことが可能なのです。
そのため、当院では筋膜アプローチでの施術を行なっています。
他でなかなかよい結果がでなかった方は筋膜アプローチを試してもよいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。